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リアライズ創業ヒストリー01 最初の衝動は小さい方が断然いい

はじめまして。株式会社リアライズの代表をしております佐藤と申します。

しばらくの間は創業から法人設立までのヒストリーを書いていこうと思います。以前別の媒体で書いたこともある内容ですがご容赦下さい。
ビジネスパーソンとしての教訓めいた内容になっているので求人に興味のない方もぜひ読み物としてお付き合いいただけますと幸いです。

なんとかして月に2万円稼がなきゃいけなかった

2008年当時、僕はアルバイトをしながらバンド活動をしていました。

バンド活動に人生を捧げた20代、本当に様々なことを経験してきましたが気付くともう30歳を迎える歳になっていました。
既に奇跡的(笑)に結婚もしていました。子供はいませんでしたけど。

まずい。。。

そんな焦燥感は多いにあり、このままバンドを続けながら苦労をかけてきた嫁さんを幸せにする為には、そしてまだ見ぬ我が子を授かり生み育てていく為には・・・・計算のできない僕の頭がはじき出した答えは、

自分で仕事を始めて、月数万円程度でも稼ぎがあればバンドでライブツアーに出てバイトが出来ない分をおぎなえるんじゃないか。

いやそうしなくてはならない!

本当になんとしてでも月に5万、いや2万円でいいから稼ぎたい!!

いや稼がなくては!!!

そんな思いの中、僕の月に2万円稼げる副業(と言っていいのかどうか)探しは始まりました。

ネットで稼ぐ?リアル事業で稼ぐ?

パソコンに詳しかった訳ではありませんがアフィリエイトの存在は知っていましたし「ネットで稼ぐ」という情報も2008年当時はまーたくさんありました。
そっちの線も模索はしたのですがどれも初心者の自分には難しそうで、そして少しうさんくさくも感じたのでネット系の仕事は避けて、何か自分の環境を活かしてできるもの・・・

と考えた時に、思いついたのが缶バッジの製作です。
缶バッジは自分のバンドのグッズでつくっていて機材が大がかりなものでないことを知っていましたし、バンドをやっている限りは缶バッジをつくりたいという人達と出会い続け仕事をもらい続けられるのではないか、とそんな風に考えました。

もうこれしかない!

調べてみると、機材とパーツをセット買うと約7万円程度、ただ当時僕は毎月ギリギリの生活を送っていたので貯金もありません。
情けないことに消費者金融数社の限度額いっぱいまで借金をしていて借りることもできずその7万円の資金がありません。

人生最初の資金調達はなんと・・・

缶バッジ製作の機材が買いたい、でもお金が・・・うーんどうしよう。。。
そんなことを考えていた時に知り合いが教えてくれたのが、

確定申告をするとお金が返ってくるらしいよ?

ってことでした。

なるほど。確かに確定申告というのは今まで一度もしたことがありませんでした。

就職をしたこともなかったので年末調整もしたことがありません。
と思っていたのですが年末調整も社会保険もフルタイムのバイトなら加入しなくてはいけないということを当時はしりませんでした。
まあつまりそういうことをしてくれないようなバイト先にしかいなかったということですね。

ということで当時済んでいた新宿区の分室にいき、係りの人に相談をしながら何年か分遡って確定申告をしたところ、なんと14万円もお金が還付されたのです!

僕にとって人生最初の資金調達はなんと確定申告でした。

貼れてそのお金を使って缶バッジの製作機材とパーツ一式を購入することができたのです。
サイズは25mmサイズ。パンクバンドではよく作られているサイズでした。

缶バッジ製作事業の開始

2008年12月、奥さんと済んでいた1Kのアパートに缶バッジ機材とパーツが届きました。
段ボールを空けた時は明るい未来の扉が開いたようなワクワクした感覚だったのを覚えています。

とにもかくにも、こうして株式会社リアライズの元になる缶バッジ製作事業はどうにかスタートすることとなりました。

2019年現在では、缶バッジはもちろん、Tシャツなど布系プリント全般、キーホルダー全般、ステッカー、マグカップ、スマホケースなどの総合OEM事業、キャラクター商品の企画・販売、WEBメディア事業、などを営む3法人を要するグループとなり、

日本一のモノづくりベンチャー企業になる!

という目標を掲げて運営している株式会社リアライズですが、始まりはこのように本当に小さく小さく、世の中にとってはさざ波にもならないような、どんな人の人生にも起こりうるような自宅の一室で起こったちょっとした衝動(というほどの動機でもないくらい)がきっかけでした。

全然仕事にならない、その時に思ったこと

今後バンドを続けている限りは缶バッジをつくりたいっていうバンド達と出会っていくはずだから、顧客には困らないだろう。

と思いながら始めた缶バッジの製造事業でしたが、実際のところは・・・・。

確かに周りのバンドマンから受注はすぐに数件取れました。

じゃあこのデザインで30個つくって。

うちのバンドは3デザイン5個ずつの15個で。

こんな感じ。

缶バッジ製造の相場が1個あたり40円くらいでしたので、15個つくって600円。

うん。なかなか2万円は遠いぞ・・・。

利益で2万円を達成する為には毎月2000個くらいつくらないと・・・。

当時の自分としては2000個はすごく遠い数字に思えたものでした。

でも、今思うとこの状況の時に目標が15万円とかでなくてよかったなと思っています。儲けで15万円と売り上げ50万円以上あげなくてはいけません。
目標の50万円と現実の600円、このギャップに夢見ることを諦めてしまっていたと思います。

でも幸いなことに目標は2万円を稼ぐことでしたので、遠いと思いながらもかろうじてとにかく2000個くらいは受注しなくては、ということを考えられた訳です。

そう思えたのは「月に2万円くらい稼ぎたい」というのが僕にとってすごくリアルでイメージしやすくて、さらには本気でがんばればなんとかして手が届くんじゃないかって思えるような金額だったからだと思います。

だからその後しばらくはその目標の為に本当に頑張れました。その強い気持ちがこの事業が動き始める為に必要不可欠な力だったと思います

目標が低くてよかった。と今にして思えます。

継続を阻む最も大きな要因はガッカリすること

起業をすることは簡単です。ただ、ガッツリ資金調達をして大きくスタートするとかで限り、最初は大抵何も起こりません。
成果も出ません。

大志を抱いて起業すると、その目標と現実との距離のギャップにきっと途方もない気持ちにさせられてしまうと思います。

どうして努力は続かないのか、というと意識の変化と環境の変化のタイムラグについてこれずにガッカリしてしまうからなんですよね。

だから初期衝動で見据えたゴールが遠ければ遠いほど、志が高ければ高いほど、継続は難しくなってしまうものなのだと思います。

多くの人は、そういう状況で野望を燃やし続けていられる程強いマインドをもてないんですよね。もちろん僕もそういう人間です。

そんな凡人の僕たちが心を寄せるべき(寄せやすいもの)は目の前の生活。
明日の夕飯はかつおじゃなくてまぐろを食べたいな、みたいなことだと思うんです。

それをなんとなく思うんじゃなくて「切望する」くらいの気持ちになれた時に人は行動を起こし継続ができます。

成果をあげていく為には強い気持ちは必要ですが、だからこそそれは社会で起こってる"らしい"悲しいできことに対してではなくて、自分や自分の家族の為でなくては、切望する・執着する・焦がれる、という気持ちにはなかなかなれないものですよね。

リアライズの創業のきっかけを振り返った時に思う、起業や何かを始める際の教訓は、

最初にどんなゴールを設定するかは大事だけど、どんな大きなゴールかよりもどれだけ強く願えるゴールであるかの方が重要。

初心者はいきなり遠くのゴールを目指すマラソンをしちゃダメ。短い方がいい。ただ本気で取り組める50メートル走を最初のきっかけとしましょう。

ということです。

そんなこんなでどうにか産声をあげた缶バッジ製作事業ですがこの後すぐに新しい展開が訪れます。

それはまた次回の更新で。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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